- 2023年3月15日
中古車販売大手「ビッグモーター」保険金の不正請求問題。
今回の問題は大々的にニュースで取り上げをされており、ビッグモーターの経営も危うくなる可能性があります。
ビッグモーターは倒産する可能性はあるのでしょうか?
ビッグモーターが潰れた場合には、ビッグモーターの所有している中古車はどのようになるのでしょうか?
ビッグモーターは上場しているか?
ビッグモーターは株式を公開していないので、株価暴落、上場廃止になることはありません。
これまの不祥事が明るみにでたことによって、上場廃止と考えられているのかもしれませんが、そもそも株式を公開していないと上場廃止になることはありません。
なぜ、ビッグモーターは株式上場をしないのでしょうか?
上場しない理由の一つとして、経営の自由度が高いということがあります。
上場してしまうと、株主が発生してしまうため、利益が減少した場合、決算内容について厳しく言及され、説明をする義務がありますし、株主から経営陣の刷新を求められることもあります。
一代で築き上げたビッグモーターでは、創業者の自由度が高い経営をすることができることや、買収されるリスクがないことからも株式を公開していないのではないでしょうか。
ビッグモーターは倒産するか?
現在、ビッグモーターは従業員6000名、売上7000億円、全国300店舗展開している大企業です。
ビッグモーターが倒産する可能性はあるのでしょうか?
会社の資金繰りが悪化し、借金が返済できない状態になってしまうと倒産となります。
ビッグモーターは非上場会社で、財務内容を公表していません。
自己資本比率や現預金残高、営業利益などがハッキリわかりませんので、すぐに倒産する状態かどうかは判断できません。
今後ビッグモーターの経営に対する懸念は以下があります。
①行政処分
現時点ですでに、不正車検を実施した複数の店舗が、店舗単位ではありますが、国土交通省から行政処分を受けています。
33店舗の工場で何らかの不正行為が発覚しているので、今後、国土交通省からの行政処分が広がる可能性があります。
「古物商」としても、保険金の不正請求などをしたので、全店規模で営業停止処分、最悪の場合は取消処分(免許剥奪)のおそれもあります。
②損害賠償
保険会社から、水増し請求分の返還を求められており、一部は既に支払われています。
ユーザーから損害賠償請求が発展するおそれもあるかもしれません。
保険会社からも詐欺の疑いで損害賠償請求される可能性もあります。
③顧客離れ
これだけ大々的に報道がされているので、新規にビッグモーターに修理や中古車の売買をする人は少ないでしょう。そうなると当然に業績の悪化につながります。
「行政処分」や「金融機関や保険会社との関係悪化」など事業存続が危ぶまれる懸念が多数あるので、今後の営業を続けることができるのかが不安視されています。
ビッグモーターの中古車はどうなる?
ビッグモーターの経営が危うくなると、展示車をオークションなどで流通させて現金化することになります。中古車の主な流通は、買い取り専門店が買い取った車を中古車オークションに出品し、それを販売店が落札して客に販売する流れです。
今後、ビッグモーターの展示車が中古車オークションに大量に流れてくることが予想されますが、ユーザーはビッグモーターからの車かどうか知る方法はないので、心配する声もあがっています。
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ayano ブロガー
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