- 2023年2月26日
ウクライナ侵攻を巡る戦争犯罪の疑いで、国際刑事裁判所はロシアのプーチン大統領の逮捕状を出しました。
プーチン大統領の逮捕状を出した理由ですが、ウクライナの子どもたちを強制的にロシアに連行した戦争犯罪の疑いになります。
ロシアが占領したウクライナの地域からは多くの子どもたちがロシア側に移送されていて、裁判所はこれが国際法上の戦争犯罪にあたるとしています。
プーチン大統領に責任があると信ずるに足る十分な根拠があるとして、プーチン大統領と高官1人に逮捕状を出しました。
ウクライナの司法当局は軍事侵攻が始まって以降、東部のドネツク州、ルハンシク州、ハルキウ州、それに南部ヘルソン州であわせて1万6000人以上の子どもがロシアによって連れ去られたことが確認されましたが、多くはロシアで養子に出されたとされています。
アメリカなどの主要国は、ロシアがウクライナ侵攻で戦争犯罪と人道に対する罪に及んだと主張しており、ICCは捜査を進めていました。
ICCの決定について、ウクライナ政府からは歓迎するコメントが次々に発表されており、ゼレンスキー大統領はビデオメッセージで、「歴史的な決断だ。テロ国家の指導者が公式に戦争犯罪の容疑者となった」と述べました。
バイデン米大統領も昨年4月、プーチンを「戦争犯罪人」と呼び、裁判にかけるべきだと主張していました。
逮捕状が出されてから数分後、ロシア政府は即座に戦争犯罪疑惑を否定しています。
ロシア政府のドミトリー・ペスコフ大統領報道官はICCの決定はいずれも「無効」だと主張しています。また、ロシア外務省は「ロシアは国際刑事裁判所の締約国ではなく、何の義務も負っていない」とコメントしています。
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ayano ブロガー
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